月下美人

DIARY


「今年最後の月下美人、今夜咲きます。」
という立て札の横に、手のひらほどある大輪の花。

育てもせず、ただ一夜、気まぐれな帰宅途中に。
写真が時を止めることの意味をこの花が伝えてくる。

こんなに美しくはなかったと思う。
ただ嬉しさだけだった。
時が止まった時から、この花の美しさは私に意味を持ってきたのだ。

明日も明後日も、カメラを持ってでかけようと思う。

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